1つ前のステップでは「PDCA」について、ご説明いたしました。
その中でも特に重要な「Check(ホームページの状態を確認する)」について、このステップではより詳しく解説していきます。
「PDCAを回してみよう」でもお伝えしたとおり、お問合せ増やすためには、ホームページの状態を正しく認識し、問題があれば改善していく必要があります。
このページではホームページの状態を正しく認識し、評価するための指標と指標の確認方法をご説明いたします。
と感じた時は、本ページの内容を参考にホームページの状態を確認してみましょう。
ホームページの状態を確認する時は、この2つの観点で確認しましょう。
なぜなら、お問合せ数は「アクセス数×CVR」だからです。
例えば、アクセス数とCVRが以下の数値だった場合、お問合せ数は10件となります。
1,000(月間アクセス数)×0.01(CVR)=10件(お問合せ数)
上記のようにお問合せ数を左右する要素は「アクセス数」と「CVR」の2つのため、ホームページの状態を確認する時もこの2つの要素を確認しましょう。
では、「アクセス数」と「CVR」を確認するためには、どの指標をどうやって確認すればいいのでしょうか。
ここからはそれぞれの確認する指標と方法をご説明していきます。
では、まず「アクセス数」の観点から確認する指標と確認する方法をご説明いたします。
アクセス数の観点からホームページの状態を確認する時は、下記2点をアクセス解析で見ましょう。
それぞれの指標を確認する場合、確認するデータは「1ヶ月単位」で確認しましょう。
分析するためのデータが少なくすぎると、有益な分析結果を得られませんし、分析するタイミングが遅すぎても「現在」のサイト状況を分析できないからです。
ホームページがどれくらい見られているのかは、以下の方法で確認しましょう。
まずはサイト全体のアクセス数を確認しましょう。
アクセス解析の「訪問数」を見れば、サイト全体のアクセス数が把握できます。
訪問数・・・訪問数は、そのサイトにアクセスした「延べ回数」。集計期間内に複数回アクセスすると、その回数分カウントされます。
アクセス数はただ確認するだけでなく、そのアクセスがお問合せに繋がっているかをしっかり確認しましょう。
そのためには、分析対象のサイトのCVRを出してみましょう。
CVRの出し方は「お問合せ数/サイト全体のページ閲覧数」です。
例)
の場合、「4/500=0.8%」、CVRは0.8%
CVRの良し悪しは、弊社会員さまの平均値と比べてみましょう。
弊社会員さまの平均CVRは0.5%
つまり、「1ヶ月の訪問数が200回あれば、1回のお問合せが発生する」ということです。
もしサイトを分析してみて、CVRが0.5%を下回るようであれば、
可能性があります。
また、もしまだお問合せが1回もない場合は、まずは訪問数を200回まで増やすことを目標にしましょう。
ご自身のアクセスをアクセス解析の集計から取り除く、下記の設定を行わないと「ご自身のアクセス」もカウントされてしまいます。
「ご自身のアクセス」がカウントされると正確なアクセス数がわからないため、お早めに下記の設定を実施していただければ幸いです。
お問合せに繋がる可能性が高い、下記4種類のページのアクセス数もそれぞれ確認しましょう。
サイト全体のアクセス数が多いのに、上記4種類のページの見られていない場合は、各ページからお問合せに繋がるページへのリンクを追加で設定しましょう。
また、上記4種類のページが見られているのにお問合せに繋がらない場合は、そのページにアクセス者が知りたい情報が載っていないため、アクセス者がお問合せする気持ちになっていない可能性が高いです。
アクセス数を確認した結果、上記の状況であれば、サービス紹介ページの内容を修正しましょう。
次は「サイトがどこから見られているのか」をアクセス解析で確認しましょう。
サイトがどこから見られているかは、アクセス解析の「参照元」の「参照元タイプごとの詳細」で確認できます。
参照元タイプは下記の3つあります。
参照元タイプごとのアクセスは自分の思ったとおりのアクセス数になっているでしょうか。
もし自分の思ったとおりのアクセス数が取れていない場合は、何が原因なのか仮説を立ててみましょう。
検索エンジン経由のアクセス数が思ったより少ない場合は、狙っているキーワードの順位を確認することで、仮説が立てやすくなります。
CVR観点で分析するための指標は多くありますが、まずは
を確認しましょう。
せっかくページにアクセスしても、パッと見て(あるいはまったく見ずに)すぐに別のページやサイトに飛んでしまうのでは意味がありません。
そのため、アクセス者が1回の訪問で何分滞在したかは重要な指標です。
アクセス解析では、この情報は「平均ページ滞在時間」と表示されています。
この数値が短ければサイトの内容はあまり読まれていない傾向にありますし、長ければしっかり読まれていると考えてよいでしょう。
サイト全体の「平均ページ滞在時間」が短い場合は、さらにページ別の「平均ページ滞在時間」確認して、数値が短いページのコンテンツを改善する必要があります。
特に、トップページとお問合せに繋がりやすい下記4ページの「平均ページ滞在時間」は、CVRに大きく影響します。
「平均ページ滞在時間」の長短は、「平均ページ滞在時間」でそのページをどこまで読めるか、で判断してください。
「平均ページ滞在時間」内に自分がそのページで伝えたいことが伝わればOKです。
お疲れさまでした!
コンシェルジュサポート内に行っていただきたいことは、このステップで最後です。
お忙しい中でのページ作成、お疲れ様でした。
ここまでのステップを実施していただければ、
は身についたと思います。
4ヶ月間でお伝えした内容を元に、今後もホームページを運用・改善し続けていただければ幸いです。
今後もなにかお困りのことがございましたら、お気軽にサポートセンターまでご相談ください。
それでは、今後とも【あきばれホームページ】をよろしくお願いいたします。